若年性アルツハイマー病の母と生きる

母は若年性アルツハイマー病。 娘一人で母の介護に励みます。 関西弁が飛び交います。

元アイドル槇みちるさん 引退後に関わったCMソングは2000曲

1966年の大ヒット曲で、おネエタレントのミッツ・マングローブがカバーして話題になった「若いってすばらしい」。歌っていたのは槇みちるさん。のびやかな歌声とミニスカートが似合う健康美で、アイドル歌手のハシリといわれたが、わずか4年で引退してしまった。槇さん、今どうしているのか。

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■レコーディングは職人技

「今は自宅でボーカル・アドバイザーをやっています。歌手志望の女の子もいますが、定年後に、昔やりたかった歌を本格的に習いたいという方も結構いらっしゃるんですよ」

 都内は経堂のファミレスで会った槇さん、笑顔でこう言った。

「本業はスタジオミュージシャンです。CMやイベント会場などで使われるコーラス曲をレコーディングするんです。スタジオ入りして譜面を渡されたら、1時間ほどで本番。ディレクターから要求される音を理解して、尺の長さもコンマ何秒単位できっちり仕上げるわけですから、ほとんど職人技といっていいでしょうね。もっとも、バブルのころは月に2本はあった仕事も今は年に数本に減っちゃいましたね」

 これまで携わったCMは2000曲以上。

「AGF、積水ハウスコカ・コーラ、ムーニーマンなど数えきれない。自分でもテレビを見ていて『あっ、私の声だ』って気づくことも多いです。あと、東京ディズニーランドの園内音楽や大阪花の万博など大イベントのテーマソングなどにソロやコーラスで参加しました」

 さて、槇さんは大阪生まれ。叔母が内緒でラジオの音楽番組に応募し、史上最年少の6歳で合格した。16歳で渡辺プロにスカウトされ上京。「若いってすばらしい」はもともと、NHKテレビ「若い十代」の“今月のテーマソング”だった。

「当時の私はミニスカートにブーツ姿。元気ハツラツを絵に描いたような女の子でしたから、私のイメージがそのまま詞になったのだと思います」

■結婚を機に芸能界を引退

 しかし、歌のヒットとは裏腹に槇さんの気持ちは芸能界から離れていく。

「ジャズが好きでアメリカのバークリー音楽大学に留学したかったのに、司会やドラマの仕事が多くなり、アイドル扱いの芸能界をやめたくてやめたくて。そんなときに出会った男性と結婚。芸能界を引退したんです」

 しかし、わずか1年半で離婚。その後はスタジオミュージシャンとして活動を再開する。76年にCM音楽プロデューサーと再婚。2人の女の子をもうけたが、次女がお腹にいるとき、夫が病にかかり、5年後に39歳で亡くなった。

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